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エイチアイが実現する、『つながるクルマ』

第4回コネクティッド・カーEXPOレポート

アートスパークグループの株式会社エイチアイ(以下、「エイチアイ」)は、2016年1月13日(水)~15日(金)に東京ビッグサイトで開催された、企業向けの自動車次世代技術専門展「オートモーティブ ワールド 2016:第4回コネクティッド・カー EXPO」に出展した。

「オートモーティブワールド2016」は、「クルマの電子化・電動化・IT化・軽量化」をテーマとし、今年も過去最多、810社の企業が集まった。そのなかでも、エイチアイが出展する「第4回コネクティッドカーEXPO」は、テレマティクスサービス、運行管理システム、地図・交通・気象情報配信サービス、音楽・動画配信サービスなど、車向けのソリューション/サービスに特化したエリアだ。

展示会中日の14日、エイチアイ開発本部長の佐々木は、展示会場内で行われたセミナーにおいて、会社の沿革、ビジネスの概要等を説明した。

続いて佐々木は、「長年、『技術力』と『デザイン力』の両輪を育ててきたエイチアイだからこそ提案できる、UX(ユーザーエクスペリエンス)デザインと、開発効率の向上の双方を実現したのが、こちらの製品です」と、エイチアイの主力製品である、組込み機器向けUIオーサリングツール「exbeansⓇ UI Conductor(エックスビーンズUIコンダクター)」の紹介を行った。

次に、佐々木が示したのは、エイチアイのソリューションの車載業界における実績だ。ナビゲーションシステム、テレマティクスサービスのためのヘッドユニット、ミラー型端末など、多種多様なメーカーの製品が並ぶ。
セミナーののち、エイチアイのブースを訪れる。ここでは、実際の搭載製品や、「exbeansⓇ UI Conductor」の最新バージョン、1.6.0の最新機能を搭載したデモを見ることができる。


マルチコンテキスト/3Dデモ

まず目を引くのは、大画面に映し出されるCID、メーター、そしてHUDの画面を模し、また3Dの機能も生かしたデモだ。新しいバージョンより搭載された『マルチコンテキスト機能』により、複数の画面のHMIの統合制御を実機での開発を待たずオーサリングツール上で実現することで、先行開発や先行デザインの開発を効率よく行えるだけでなく、ハードウェアの使用を極力抑え、低コストでの開発が可能となる。


多仕向け対応デモ

次に、「多仕向け対応」と銘打たれたデモを見る。欧州、北米、アジア、日本の4つの仕向けのデモが並ぶ。HMI開発の上流工程において仕向地、車種に合わせたシミュレーションを行うことで、仕様検証、仕様変更時の対応を効率よくすることができる。また、同じくエイチアイのフォント描画エンジン「HiglyphⓇ」も搭載され、多言語対応を実現している。加えて、NXPセミコンダクターズ社(旧フリースケール社)のi.MX6シリーズの各種開発ボード上でのデモにより、様々なスペックのCPU上での開発が可能であることもわかる。


テレマティクス展示

最後に、テレマティクゾーンにおいては、エイチアイが新たに提供を開始するテレマティクスプラットフォームの概要および主な機能が確認できるタブレットでのデモ、そして、パイオニア社ミラー型端末と、北米Pilotに搭載されたテレマティクスサービスの実機が展示され、多くの来場者がタッチパネルをさわり、テレマティクスサービスを体験していた。

今後加速するであろう「クルマの電子化・自動化」の時代において、常時インターネットに接続する自動車「コネクティッド・カー」の普及に伴い、さらにITを活用した新たなサービスが開発されていくだろう。エイチアイのブースでは、「つながるクルマ」をコンセプトに、クルマとクルマ、クルマとネットワークを結ぶテレマティクス技術と、クルマと人を結ぶHMI技術の両面から、より便利で、安全なクルマの実現へ、その手がかりとなるソリューションが数多く展示されていた。